ぼくらの希望WORLD


 
第三 
 

第三作 BIGSPRINGより愛を込めて
 
ヒルマウント王国を含む、たまご族三大大陸の一つ、ビッグスプリング。
ビッグスプリング大陸大統領のチョッチョーは、以前からマークしていた悪の組織スワックス団の最近の行動が活発化し異変があることを察知していた。
ヒルマウントの危機を救ったタカッシー率いるその仲間たちの活躍はこのチョッチョーの耳にも入っておりスワックス団の企みの解明とその阻止を図るべく秘かにミッションを遂行する為召集されることになった。
ところがなぜか英雄はタケノボスであると国民は勘違いしており、人件費削減の関係から大役を任されたタケノボスは一人、意気揚々とスワックス団に乗り込み、あえなく思った通り当たり前のようにまたまた囚われの身となってしまうのである。
チョッチョーの作戦はあっさりと失敗に終わり、逆にスワックス団から人質を盾に脅迫をされることになってしまったが、まぬけな使いのおかげでスワックス団の企みを知ることができた。
その計画とは、遠い昔、占星術師コヤママが実験中に誤って作り出してしまった妖怪獣エミゴンを現代に復活させ、ビッグスプリング大陸を壊滅に追いやり、その後スワックス団が征服するというものである。
エミゴンの復活だけは避けたいチョッチョーは緊急予算委員会を決行し莫大な予算を費やして軍隊を送り込んだが、あと一歩のところで妖怪獣エミゴンが復活をしてしまう。
逃げ惑う軍隊の中で、たまたまアルバイトがてら適当に参加していたタカッシーとその仲間たちは、コヤママから封印の呪文を会得し、世界が破滅寸前のところで妖怪獣エミゴンの封印に成功する。
思惑の全てを打ち砕かれたスワックス団はタカッシーとその仲間たちに襲い掛かる。
劣性な戦いの中、偶然ビッグスプリング軍のバイトの参加していた、幼く身寄りのなかったシーゲルを盗賊として育て上げてくれた恩師、トータルン師匠と再会し反撃、シーゲルの必殺技“ファイナル羽生
スピンアタック”の前にスワックス団は敢え無く全滅させられる。
さっさとバイト料をもらいに退却したタカッシーとその仲間たちの後から戦場に戻ってきたビッグスプリング軍の兵士が見たものは、ガレキからノコノコ這い出すタケノボスと全滅したスワックス軍。
運よく助け出されたタケノボスであったが、またも英雄と称賛されビッグスプリングの守護神として崇め奉られるのであった・・・。
 
ーこのストーリーは、全てフィクションであり登場する人物、団体名は実在のものと関係ありません。ー

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